絞り出し急須 (黒麗)
定価
¥8,800 JPY
近日入荷予定
注ぎ口が蓋を兼ねる「絞り出し(しぼりだし)」式の急須です。シンプルな佇まいの中に、黒の奥行きが静かに宿っています。
「黒麗(こくれい)」は粘土質の素地を高温で焼いた仕上げで、吸水性がほとんどありません。内側にはガラス質の釉薬がかかっており、お茶の色素が染み込みにくく、洗い流しやすいのが特徴です。
釉薬をかけずに土の鉄分を発色させた外側の黒と、内側のなめらかなグレーの対比が、見ているだけでも静けさを感じさせます。土とお茶が直接触れる無釉の時間は、煎茶の輪郭を引き締めながら、余分な雑味だけを静かに整えていきます。
| 種類 | 急須 |
|---|---|
| 素材 | 陶器 |
| 産地・様式 | 萬古焼 |
| 窯 | 南景製陶園 |
| 産地 | 四日市市, 三重県 |
| 原産国 | 日本 |
| 容量 | 300ml |
| 口径 | 185mm |
| 高さ | 85mm |
| お手入れ方法 | 手洗いのみ |
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三重県四日市市は、伊勢湾に面した萬古焼の産地です。鉄分を含む地元の粘土と高温焼締めの技術が、この地域に独特の炻器文化を生み出してきました。南景製陶園は、50年以上変わらない独自の配合粘土を使い続け、萬古焼の伝統のなかで制作を続けてきた窯元です。高温での焼き締めによって素地の吸水性はほぼゼロになり、硬く、手に馴染む滑らかさと穏やかな色合いが生まれます。
南景製陶園の器は、形が静かです。余計なものを加えず、お茶を淹れ、飲む行為に必要なものだけが残されています。急須は迷わず注げる。湯呑みは手のひらに自然に収まる。その抑制は省力の結果ではなく、比率と重さへの長年のこだわりから生まれています。窯についてより深く知りたい方は、Behind the Sipの記事もあわせてどうぞ: 南景製陶園 — 四日市の萬古焼。
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