May 30, 2020
お茶の成分について|カフェイン

カフェインは、コーヒーやお茶に含まれるアルカロイドの一種で、眠気覚ましや消化・吸収を促進する効能などを持っています。

今回は、カフェインの基礎知識や詳しい効能、お茶から摂取できるカフェインの量についてご紹介します。

カフェインって?

カフェインは、お茶やコーヒーに含まれる「アルカロイド」という化合物の一種です。

お茶・コーヒー・紅茶といった飲料に含まれるほか、栄養ドリンクに配合されていたり、頭痛薬や咳薬などの医薬品にも利用されています。

カフェインはお茶の苦味成分

カフェインは、カテキンやテアニンと同じく、お茶の味わいを構成する成分の一つで、お茶の苦味を構成する成分です。

カテキンが渋味を持つ一方、カフェインはさっぱりとした軽い苦味を演出します。

カフェインを発見したのは?

カフェインは1819年、ドイツの医師であるルンゲという人物によって発見されました。

1819年は日本でいうと江戸時代の後期に当たるので、カフェインの存在はかなり早い時期からヨーロッパで知られていたことになります。

カフェインは、当初コーヒーの中から発見されましたが、1827年にはお茶にも含まれていることが明らかに。

その後、カフェインの持つ多くの効能が確認されるようになりました。

カフェインの効能

カフェインには、以下のような効能があります。

  • 眠気を覚ます
  • 心臓や腎臓に作用し、利尿を促す
  • 胃酸分泌を促し、食物の消化や吸収を助ける
  • 体脂肪の分解を促進する

また、カフェインは飲んでからすぐに体に吸収されるので、即効性があるのが特徴です。

カフェインは摂りすぎに注意!

摂取することでさまざまなメリットがあるカフェインですが、摂りすぎるとかえって体に悪いことが分かっています。

たとえば、栗原久氏が2015年に発表した研究によれば、以下のようなことが明らかになっています。

  • カフェインは100mg以上摂取すると、睡眠障害のリスク因子となる
  • カフェイン200mg以上の摂取から1時間以内は、心筋梗塞の発症リスクが高まる

そのため、眠気を覚ましたいからといって過度にカフェインを摂取することはおすすめしません。

ただし、一般的な煎茶一杯(60ml)に含まれるカフェインの量がおよそ16mg程度なので、あくまで普通にお茶を楽しむ分には健康に問題はありません。

お茶とコーヒーはどっちがカフェインが多い?

「カフェインと言えばコーヒー」というイメージが強いですが、同量の茶葉とコーヒー豆を比べると、カフェイン含有量が多いのはお茶です。

例えば煎茶ならコーヒーの1.7倍、玉露であれば2.7倍程度のカフェインを含んでいます。

ただし、カップ一杯分で比べると、一杯あたりの茶葉・豆の使用量の関係から、お茶よりもコーヒーの方がカフェインを摂取できる量が多くなります。

たとえば、コーヒーとお茶の、100mlあたりのカフェイン含有量を比べると以下のようになります。

  • レギュラーコーヒー:約60mg/100ml
  • 煎茶:20mg/100ml
  • 紅茶:30mg/100ml
  • 烏龍茶:20mg/100ml

参考 コカコーラ社公式ホームページ

つまり、カフェインを摂りたい場合には、煎茶よりもコーヒーの方が効率よく摂取することができるのです。

お茶からカフェインを摂るためには?

コーヒーと同様にカフェインを含むお茶ですが、その種類や淹れ方によって、摂取できるカフェインの量が変わります。

ここでは、お茶からカフェインを多く摂る方法についてご紹介します。

玉露・抹茶を選ぶ

カフェインは、成熟した芽よりも、まだ若く柔らかい芽に多く含まれています。抹茶や玉露などの高級茶は、若い芽のみを摘んで作られるため、他のお茶と比べてカフェインの含有量が多いのです。

高温で淹れる

カフェインは低温だと溶け出しにくく、高温に溶け出しやすい成分です。80度以上の熱湯を使って淹れることで、より多くのカフェインを摂取することができます。

ただし、玉露はその豊かな旨味や甘味を味わうお茶です。高温で淹れると、苦渋味が強く出てしまい、折角の玉露の風味を台無しにしてしまうので、その点には注意してください。

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